2011年12月27日火曜日
2011年1月5日水曜日
2010年6月6日日曜日
ファン心理
歌の伴奏音だけを取り除き, わざわざアカペラ風につくり変えたYouTube仕様を, 嬉々として聴いていた.
際立つ歌のうまさと無音な間奏部分の放ったらかされ感に嵌まり, 正にお間抜け上級者向きのマニアックな楽しみ方とその果てない努力に感心しきり. (ミーハー与太話)文藝別冊「萩尾望都」の巻末に月蝕という ”ふきだし文字が横”の つまり横書き漫画が載っているのだが, 表紙の方からずっと縦書きの文章を読んできてるので, その流れのまま何の疑いもせず(無理矢理)読み続けていた.
本当は左(裏表紙側)から右へと読み進めるべきものを, 物語の終わりから逆行しながら読もうとしたのである.
あまりの難解さに困惑し, 自分なりにストーリーを組み立てようと必死になってるから, 本当にとん馬で笑える.
5ページ目から先へはどうにも進めず「おぉ~そうだったか」と気づいた時には, 裏ストーリーがひとつ生まれそうなくらい妄想でいっぱいになっていた.
何だか徳しちゃったかも知れない.
2010年2月25日木曜日
2009年3月14日土曜日
2009年2月25日水曜日
部屋干し週間
●久しぶりに製図付きのファッション雑誌を買う.
新しい原型として[文化式原型成人女子用]が発表されたのは1999年. それまでの[婦人原型]に馴染んできた者には複雑そうで, おいそれとは飛び込めない.
取りあえずマイミシンの整備でもするかと思い立つ.
●今度は左目がものもらいになった. 前になったのは右目.
あれからいろいろ調べてみたら, どうやら霰粒腫(さんりゅうしゅ)というやつみたい. よくある細菌感染ではなく, 目の表面を潤おすための油が出るマイボーム腺がつまって腫れるらしい. 体質もあるし, 目の酷使もいけないようだ. 病院で切ってもらっても完治は難しいようなので行かない. 瞼の上のゴロゴロがまだ小さい内に紫雲膏を薄くつけ, 触らないでいたら腫らさずに済んだ. 再発を防ぐには目を擦るのを我慢することと, あとは生活改善か.
●録画してあった, イカレててイカシてる映画2本.
"ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア" オープニングのセンスの良さで全てが決まったな. 死を痛快に, 人生の最後を詩にまとめ上げたエンディング.
ずっと気になってた"メメント" 人は判読を繰り返す毎に, 少しずつ結果や事実を書き換えていくもの. 記憶と記録のどちらも信用ならないのだよ. (監督はダークナイトのクリストファー・ノーラン)
●"凍った湖上をスケートしている気分"でいたのだが, 身体には負担だったのか少し胃にくる.
カーニバル真っ最中の相方とは夏と冬ほど生活が食い違っているが, それはそれで面白さがある.
●中華街でご飯を食べたという人の日記を読んで, 突然ぐわーっと郷愁に駆られる.
2009年2月20日金曜日
自由下の不自由と自由

ファンタジーでは子供が大人になる時, それは冒険という言葉で語られる.
目覚めの日は突然やってきて, 始まってしまえばもう2度と元には戻れない.
翻訳は悪くなかったコララインだが, 大味な読後感だった. しかし子供が成長する時の危うさがストーリーに上手く表現されていた.
[あらすじ]
両親は仕事が忙しく, ふつうの大人がそうであるように本当に大事なことをいつも少し先に置いている. 不自由のない家庭だが, 親の都合が優先され娘の言葉が聞き届けられるには途方もない時間がかけられる.
コララインはもちろん両親から愛されているが, 子供っぽい夢想をやめられず, 密かに"もっと楽しい日々"を探していた.
とうとうコララインは自分の意思で秘密の廊下を通り抜け, 反対側の世界にもう一つの同じ家と両親をみつける. 娘を捕らえようと企む悪者はボタンの目をしたもう一人のママだ. 幻想の世界に引き込もうとするもう一人のママ(魔女)に, 現実世界から消されてしまった両親を取り返そうと勇敢に挑むコラライン.
何よりも重要なのは魔女がママに化けているという点だ. 偽者のママは不気味だが, 美味しい料理を作り理想的に振る舞おうとする. 魔女の本当の目的は明かされないが, 目にボタンを縫い付けてこちら側の住人になれとコララインに迫る.
現実というのは孤独で退屈に満ちていて, 何となく不幸せかも知れない. 誰でも, もし自分が別の家族の中で育っていたらと想像したことがあると思うが, この話は正にそれが柱になっている. コララインは自分が自分でなくなる危機にあい, たった一人で乗り越えなければならない場所に立った時, 初めて全ては自分次第であり, もう一つのより良いものなど存在しないことを知る.
そして, 子供が大人になる時に "しなければならないこと" がこの話のテーマになっており, すなわちそれは "母親との決別" ということなのだった.
一匹の黒猫が "自分が何者かわかっていれば名前など必要ない" という言葉の通り, 子供時代に終りがきて私が私であることの自立の意味を語っている.
2008年12月17日水曜日
架空地図 次
バザーか何かで手に入れた, S30年(1955年) 婦人雑誌の付録【手芸一切の独習書】
-B5版 318ページ-
小さいがたっぷり分厚いこの一冊に, 染物・織物・編み物・縫い物の, 必要な手芸一切の基礎が丁寧に紹介されている. じっくり読んでいると何でもできる気になってくる. 自分で作れないものはなく, 作れないものを欲しがったとしたらそれを贅沢と言うのだね.
これは1970年代の装苑の巻末に載っていた製図
たいして作りもしないのに, ひとつひとつ記憶するように見入っていたものである. 自分が着るにはこっちの衿にして, ポケットは少し下げようとか, 何色のどんな布地ならいいだとか, 脳内シミュレーションするのが昔からの癖だった. 見ての通り服の見本画は手描きである. 中には展開図や説明文まで手がけているものもある. 服に合わせた雰囲気とデザインが良くわかるポーズが優先され, 嘘がないのが大事. 
1980年代になると原型の女性の姿も現代風になり, 服の見本も写真に変わった.
モノクロ写真ということもあるが, のっぺりとして見たいものが隠れてしまい, 確認に戻ってカラーページを何度も繰ることになった. それはそれでいいのだけれど…そして, これはコンビニがない時代.
まだコピーが一般でなかった頃は, 欲しいものはとにかく自力で写すしかなく, 昼間のうちに窓ガラスに透かせて上に紙をあてなぞったり, 一から書き写すためにガイド用の小さな原型まで作ったりした. 苦労した分満足度は高く, 次はコレその次は…と, 途中からすっかり目的が変わってしまったノートが2冊ある.右の, 服に身体を合わせて着る折り紙みたいなデザインも好き.
難易度は低いがコツはいる. ニットで作れば着易いかもしれない.
装苑から製図が消えたのはいつ頃だっただろう.
毎日1ヶ月かけて一冊を読み, 次の号が出るとまたそうやって過ごす. 小さな文字も広告まで覚えてしまう. 家に何冊あるのか数えたことはないけれど, どれもボッロボロだ. 80年代のなんてホチキス止めだったから, バラバラになってしまった.
2008年12月16日火曜日
2008年12月8日月曜日
まじない
ssdrawさんから, 似顔絵&服装バトンが回ってきたけれど. さーって ね……
私は服を縫ったりするが, 作る楽しさに比べると着る喜びはそれ程でもないのだった.
子供の頃ブラウスのボタンが取れそうになっていると, よく着たままボタンを付け直してもらったっけ. その時に必ず言わされた言葉があって "脱いたー脱いたー脱いたー" である. 行儀が悪いからか縁起を担いでなのか, 本当はやってはいけないけれど今だけ特別に許されるためのおまじない. 可笑しくて懐かしい.
今はボタンのついた服を殆んど着ないし, 誰かにそんな風にボタンを付けてやったこともないなあ.
洗濯物を取り込んでそのまま着る時の "たたんだーたたんだーたたんだー" もあったような.
2008年11月20日木曜日
2008年11月13日木曜日
2008年11月7日金曜日
2008年10月13日月曜日
挟間

毛布をかぶりサントラをストーリーを追いながら聴いていると, 朝が来た.
満月の海岸に波が寄せたり返ったりすると, 朝が来た.
白猫が枕元で鳴いてわたしの脇腹に収まったのを確認すると, 朝が来た.
深く吸った息をゆっくり静かに吐き切って身体が硬直するのを3回ぐらい繰り返すと, 朝が来た.
来る日も来る日も読み終わらない長編小説を顔にのせて, 朝が来た.
思考を止め瞼に浮かぶわずかな光を探すともなく待ち, 小さな点から広がった世界を浮遊していると, 朝が来た.
by d-alternative
2008年10月8日水曜日
Mistress桃と空
2008年10月7日火曜日
煙幕
責任を転嫁するということは, 経過を知ることも終わらせることもできなくなるのである. やり過ごした時間と共に流した筈の責任は, どこかに留まり, 腐り, やがて辛い形となって必ず自分に返る.
他人にまで及ぶ程にこの人生で回収しきれず, "嫁"に "転"するなどという字が用いられているのはそういうことだろうか.
また[転嫁]には, 二度結婚するという意味もあるのが興味深い.

やり直しは気持ちがいいけれど, 条件はさらに厳しくなるもの. それ故一度でも逃げた者が, 何度も失敗を繰り返すのは避けがたいことかも知れない.
学ぶことは誰にも平等に開かれているが, 決して容易くはないのだ.
小さな誤魔化しは雪だるま式に膨れ, どこまでもついて回る.


















