2010年2月28日日曜日

リペア

ジーンズって擦り切れ始めるとあっという間に穴が開く.
家のミシンでは膝の穴には手を出せないが, お尻なら服を解かずそのままどうにかいける.
繕えば頑丈さが増すだけでなく, 感触がしなやかな革のようになり味わいが出る.


さて, チャレンジャーの為になればと修繕手順を記してみたが…どうかな~?


裏に布をあて, 待ち針で仮止めする.
(糸で仕付けるとか, 両面テープ局所止めでもOK)



あとで足りなくなることが大いにあるので, 余裕を持って布を当てる.


穴以外の薄くなっている部分より一回り外側から縫い進め, バックする時は(ミシンでバックさせずに)その都度ジーンズを反転させて縫うと失敗しない.
裏返さず常に表側で縫っていくので当て布が折れ重なったり, 関係ないところを一緒に縫ってしまわないよう注意する.



ほつれた箇所では, ばらけた横糸(切り取らず, なるべく残しておく)をきれいに揃え横に軽く張りながら,布を伸ばさないようにゆっくり縫う.


片側が終わり, 反対側の当て布を整える.


左右のバランスを意識しながら, 同じように縫っていく.


当て布の余分な部分を, 丸く切り落とす.


糸はジーンズ地より少し明るめを選ぶと目立たない. 今回は色がなかったので少し白過ぎたけれど, こんな感じでもその内目立たなくなる. 裏に当てた布は同系色か共布で.
元々布地に畝があるから, まあ適当にやっても相殺されてちゃんと仕上がる.
ゴミにするのが勿体ないと思ったら, チャレンジ!



2010年2月25日木曜日

愛について

女が母さんと呼ばれ母になっていくスピードに, 男は困惑する.
女の自覚に逃げ腰になる.



私は女ばかりの家庭で育った.

そして若気の至りで子を産み家族を持ったが, 関係は 仮初め母(私)・息子・男(相方)という構成だった気がする.

女は男について, 男も女について考え続けている.

みんな愛について考え続けている.




2010年2月24日水曜日

上昇中

半年ぶりに自転車のタイヤに空気を入れ, 一人でのんびり土手を走ってきた.


"メニエール症候群"と診断され, それから5ヶ月も経ってしまったのかと思うとびっくりだ.

見慣れ過ぎてツマラナイとさえ感じていた場所が, どこを見ても新鮮に映るなぁ.



暖かい場所を選んで身づくろいするお前達に, 見習いたいことが一杯あるよ.


2010年2月19日金曜日

拳固殴ち

手 袋 の 指 を 通 さ ず, グ ー に し て る.
寒 そ う に し て る か ら… , 親 指 は 四 本 指 の 中 に 握 ら れ て る 気 が す る.



殴 打 す る 時 の 拳 は, 親 指 を 隠 さ な い.
「ク ロ ー ズ Z E R O Ⅱ」 を 観 た か ら, ち ょ っ と 確 認 し て お い た .


―好き(ミーハー)な ボコボコBEST3―

[映画は映画だ]
共演者をすぐ殴ってしまう荒っぽい俳優の相手役として, 本物のヤクザを起用し映画でありながら本気の殴り合いを撮る, という映画.

[フライ・ダディ]
日本版は観てないので, こちら韓国版.
暴行された娘の仇を討つため立ち上がる父親, 中年太りのお腹がみるみる鍛えられ(見事に!)別人になっていくのが爽快. 勇気がもらえる.

[クローズZERO]
Ⅱよりもシンプルで熱くなれ, 山田孝之の怪演ぶりもⅠの方がいい.



2010年2月16日火曜日

パンソリ

韓国映画「祝祭」(1996年 監督:イム・グォンテク)は, 親が子へと命を渡していくという童話『翁草は春を数える花』を劇中劇として挟みつつ, 様々な人間模様を描きながら3日かけて死者を送り出す葬儀の話.

死者が空けた穴から浮上した愛憎は, 残った者達によって清算され埋め直される.
それにはそれ相応の形式と, 共有する時間と場が必要である.
葬式という題目の即興劇に全員が演者となることで, 死の意味とこれからも生きていく糧が平等に振る舞われるのだ.

伝統的な儀式は興味深く, どこか懐かしい景色と生成り色の喪服がとても美しい.


話の中で一族に除け者扱いされている女が酒に酔って「七甲山(チルガプサン)」を歌う場面があるのだが, その声の艶っぽさと胸に迫る歌の上手さは圧倒的で, 初めて正統な演歌の真髄に触れ陶酔している自分にビックリしてしまったという ここからが本題.
その女優がオ・ジョンヘという人で, この映画から3年前の同監督作品「風の丘を越えて-西便制」でパンソリというものを披露しているのを知った.


パンソリとは民間の説話を下地に脚色し小説に仕立て, 語り歌い演じるものらしい.
当時20歳そこそこだったと思われる彼女はパンソリの名手だそうで, 幼さの残る表情が歌の"恨"と絡み合い思わず引き込まれる.


風の丘を越えて-西便制(1993年 監督:イム・グォンテク)
血の繋がらない姉弟が数十年後に再会を果たし, 韓国伝統の口承芸能パンソリ 『沈清歌』 を歌うシーン.
(失明したが故にパンソリを極めた姉が痛ましい.  弟の方が老けて見えるのは置いといて…)

言葉がわからなくとも, ストーリーを知らなくとも感動する.



2010年2月9日火曜日

符号化

PCastTVで録画した崖の上のポニョからCMを切って繋ぎ合わせ, 3.8GBのMPGファイルをVOBに変換したら5GB以上に増えてしまった. うむむむ…… 仕方ないので少し圧縮し直してからDVDに焼いた.
元々電波の受信状態が悪い上, 重複した作業で更に画質が落ちちゃったけれど, まあ 爺ちゃんのだからワカランだろう. 何かやり方があると思うが, 面倒なので今回はいいってことにしよう.


今日は春の陽気で, 相方が出来上がったDVDをさっそく届けに行くと言う.
じゃあプレステ(家はこれしかない)でも大丈夫か確認しておこうとテレビをつけると, ついそのまま最後まで観賞してしまった.
朝から何やってるんだか.


ハウルの動く城もそうだったけれど, 崖の上のポニョも2回目からが本当に楽しめる映画だったわね.
構えることなく身を任せてみれば, つくづく良く出来てると感心するばかりだ.





2010年2月6日土曜日

そろそろ

気温6度, 西北西の強風.


寒い一日.


前を歩く人とのテンポが合ったので, ひたすらついて行く.
相方に教わった運動を増やしたからか, カラダが温まってきた頃の脚が軽い.
まあ, 調子が良くなってきたからと言って図に乗らないように.



私がアップしたのと, 気に入ってリブログした音楽 Tumblr timtimtim Audio


2010年2月4日木曜日

月と雪

空間が圧縮されたように, 音がしない.
ふと外を見れば, また雪になっていた.



林で見かけるタヌキが似たような風貌の猫に追いかけられ, ヒキェキェキェ ヒキェキェキェと奇妙な声で威嚇していた.
それがどうも家の縁の下が気に入ったようで, 出たり入ったりしている.
去年のスズメバチといい, 我が家はブームになっているようだ.

夜ディズニーランドの打ち上げ花火の音を聞きながら, 縁の下のタヌキのことを考える.


2010年2月2日火曜日

道も林も雪に覆われてしまうと, 灯りのない深夜でも実はとても明るい.
照明を落とした暗い部屋に外が青白く浮かび, カーテンを開けたままにする.


朝, 溶け出した氷の反射で部屋は水の中になっていた.

一夜限りの雪景色.

バイクと人と猫の足跡があちこちと, このぐらいの雪なら自然に消える.

我が家へと入る道はしぶとく残るので, 雪を転がしてダルマを一つこさえた.


2010年2月1日月曜日

明るいきざし

遊歩道の入り口で, 切り株に乗っていたゴンちゃん.


一年近く見なかったのに, 最近よく遭遇する.
なんだかお腹がすいている様子.


せり出した脇腹にそっと触ると, 固く温かかった.