2008年10月31日金曜日

捨てる前の儀式

くたびれたカバー類を処分する前にやること. ファスナーを外す.
糸切り用リッパーと, 途中からはカミソリをあててツッツッツッとカットしていく.
あとは小間切れになった糸を, ひたすら取り除く.



2008年10月30日木曜日

みむめも

抜け



2008年10月29日水曜日

夕空晴れて秋風吹き

川っ淵には釣り人が勝手にこさえた専用の場所がある.
草が刈られたばかりの土手の斜面を降りていき, 釣り人のイスに座る.
今ここには, 目の前で跳ねる魚と私しかいないことにする. 広ーい空と川.



あ, 人がいる.
でも背の高いススキの影でなら, 誰かと誰かがキスをしていてもわかりっこしない.


帰りがけに振り向いたら, あっかんべーしてた.


2008年10月28日火曜日

出して, しまうだけ

花や動物, お姫さまなどが, 紙ナプキンに淡~く印刷されたものが町の文房具店に置かれていて, 少女達の遊びアイテムだった事がある. 一枚単位で買えたので, 沢山の種類の中からお気に入りを少しずつ集めては友達と交換し合って楽しんでいた. 宝物だからもちろん使ったりしない. しまって出して又しまうを繰り返すだけの物.


そろそろ冬支度を始める季節になると, 決まってムーミンの話を思い出す.
この小さな切手シートは, 持ち続けていた時間の分だけ特別なものになったかも知れない.
さて, 冬篭りの旅に出るのはいつにしようか…… そんな夢見心地に浸りながら, ひと通り眺めて箱にしまうのである.

Mumin-Briefmarken
Zépé's Virtuelles Muminforschungszentrum


2008年10月26日日曜日

キュー・リラックス

24日の続き ― 頭蓋骨をゆるめ, 緊張や疲労を和らげる方法
視界が明るくなり, 効果がすぐに得られるのでお試しあれ.
呼吸は普通に, 力加減は入り過ぎてもいけないそうで中の中位で何回か繰り返す.
首の後ろ側が温かくなり, みぞおちがポカポカしてくれば良い. ということだが, わからなくとも頭がすっきりして気分が良くなったことが実感できる.


[顔ののぼせ]
  1. 眉のすぐ上辺りを指先で軽く持ち上げ, 止まった所をさらにきゅーっと持ち上げる.
  2. 指先の力をゆっくりゆっくり抜いていき, 最後は指を置いたまましばらく触れている.

[頭の緊張]
  1. 左右の頭皮を, 頭頂部に向けて指先できゅーっと持ち上げる. 持ち上げやすい側を余計に持ち上げる.
  2. 指先の力をゆっくり抜いていく.



2008年10月24日金曜日

寒がり

バスが停まりセーラー服のまだあどけない中学生達が降りてくるなり, 持っていたスポーツバッグを雨でビショビショの道に放り投げ「あっつーい!死ぬかと思ったぁー」と大騒ぎしている. 見ればバスの窓は真っ白に曇り, 湯気が立ちそうにムンッとしているのがわかる. 女の子達の濡れて束になった髪は顔に張り付き, 水が滴り落ちそうに黒く見える制服は重そうに強張っていた.


私が羽織っていた厚手ジャケットはホンワカ暖かくて丁度良いと思っていたのだが, その光景を見ていたら今日はそんなに気温は低くないのだと気付いた.
私の寒がりはすっかり定着してしまったようだ.


十月ぐらいになると, 腎臓に熱がこもりやすくなります. -------この時期は頭にエネルギーが集中するというよりは, 急に涼しくなって膝が冷えて腰椎3番が硬くなり, 腎臓に熱がこもり, お腹が冷える(お腹に回るべき気の流れが頭へ向かう)ことによって, のぼせの症状になるのです. その時期が過ぎ, 十一月頃になると, 春とは反対に左側から骨盤が縮みはじめます. これから冬に移行するに当たって, 骨盤を縮めてお腹が冷えないように, 寒さに対処しようとする. 歳をとるほど一般的には骨盤は縮みにくくなるので, 「寒がり」になってゆきます.

この本には他に, 人は骨盤底部が緊張を繰り返すサイクルの中で育つと, 他人の評価に敏感になり人間関係の距離感覚がつかめなくなるなど, 気力や性格に及ぼす影響, また季節ごとの身体の不調やそれらが病気にまで至る成り立ち等わかりやすく書かれている.
骨盤をゆるめ動きを良くしてやることは, 本来の自分の気持ちを知ったり, 集中力を発揮したり, 良い睡眠を得るために必要なようである.
また, 人によってどの腰椎を特に使うかでタイプが決まり, さらに圧縮系と発散系に分かれているという. この体癖(12種)の組み合わせで人との相性の良し悪しが決まったりする話もあり, まるで恋占いのようで面白い.

家には腰痛持ちもいることだし, そろそろ本気で自分の寒がりを改善させねばと本を読み返している.


2008年10月22日水曜日

何かとの対話

ホウ酸で目を洗浄し, 目薬を差し, 鼻をかみ, ずっと同じ形のまま下がっていたカーテンを洗濯し, 外のあらゆる場所に架かるジョロウグモの巣を払い, クズ屋にバイクを持っていって貰い, 持ち物を少し減らそうと気持ちの整理をする.


―格言;2度あることは, 3度ある―
住宅街のひっそりとした道を歩いていたらヒョイと何かが這い上がってきて, ズボンの内側をグルグルザラザラするのでアスファルトに思いっきり靴をタンタンッとさせたら黒虫が出てきた. 洗って焼いたフライパンを壁に掛けようとしたら, 手の甲に黒虫が落ちてきた. ペディキュアを落としたばかりの親指の爪が甘い匂いを放っていたからか, 黒虫がチョリチョリと引っ掻いた. それらは全部この10月に起きたこと.
―結論;嫌い波動も, 出せば呼んでると同じこと



2008年10月21日火曜日

エンドレス

ゲーム音楽のようだと思ったら, 正にそんな Music Clip.
Highland - Se Tu Vuoi (2000年)


●Wikipedia ●自動翻訳
Highland info


2008年10月19日日曜日

匍匐前進

先週は目の調子が悪いくせに, モニターに張り付いていた. 初心者は, 自分の知りたいことが何なのかを探すことから始めるのでいつも大変なのである. 回転の悪い脳みそに鞭を入れつつ, あとから到達地点を決めようとするのは本当に厄介なことである. 検索一つするのでも, 的確なキーワードで探し当てるまでの道程は果てしなく遠いのだ. 

 
Picasa Web Albumsの写真をブログに貼る時のサムネイルの大きさを, Google Operating SystemEmbed Photos from Picasa Web Albumsで 変更する方法というのに辿りつき, やっと一つ解決した. この何日かの写真は今までと比べて大きくなった印象を持ったはず. [400px→512px]
どの写真もクリックして拡大して貰いたいのは山々だけれど, 人はそんなに暇じゃないことを知っているので, パッと見て自分自身も満足できる大きさにしたいとずっと思っていたのだ.

そんなこんなで, NowPublicという群衆をリソースとするニュースネットワークに誘われFlickrの写真を一枚シェアしてみたり, 今頃メッセンジャーなど試みたりしていたら, ものもらいで腫れるだけ腫れた瞼もプシューッとしぼみ出し,ついでに他のいらないモノも出ていった気になりちょっと晴れ晴れしている.


2008年10月16日木曜日

りんごジャムがあるといい

りんごジャムだけは買わずに自分で作る.
メープルシロップとさとうきび粗糖とシナモン入り.

ふすまパンを貰ったので, のせて食べる. 熱い珈琲といっしょに.

胃もたれ中の相方はウイスキーのお湯割りにジャムを入れていたが, これがなかなか美味しかった.


2008年10月15日水曜日

ものもらい


一昨日から, 片目がものもらい.
麦粒腫なのか, 霰粒腫(さんりゅうしゅ)なのかわからない.

ちょっと腫れてるだけなのに, 視界が狭くて鬱陶しいよ.



2008年10月13日月曜日

挟間


毛布をかぶりサントラをストーリーを追いながら聴いていると, 朝が来た.
満月の海岸に波が寄せたり返ったりすると, 朝が来た.
白猫が枕元で鳴いてわたしの脇腹に収まったのを確認すると, 朝が来た.
深く吸った息をゆっくり静かに吐き切って身体が硬直するのを3回ぐらい繰り返すと, 朝が来た.
来る日も来る日も読み終わらない長編小説を顔にのせて, 朝が来た.
思考を止め瞼に浮かぶわずかな光を探すともなく待ち, 小さな点から広がった世界を浮遊していると, 朝が来た.



hidden chamber
by d-alternative



2008年10月10日金曜日

エンジョイ!!

"画像はクリックしないなぁー" と聞いて, すわ大変!
拡大して貰わないと困るのでこんなものを作ってみた.



2008年10月8日水曜日

Mistress桃と空

月に一日, ふだんとは真逆の思いに囚われる "怒(イカ)る奴" がやって来る.
いつの間にか乗っ取られ支配されてしまう.
ひと月分まるまる力を蓄えた腹黒いソイツは, これ見よがしに大暴れし
"ゼンブヤメロー! マチガッテル! ワーワー" と 翻弄するのだ.


わたしも少しは防備を揃え知恵もついたが, 受けるダメージは拒まない.
難儀でも, 箍(タガ)を外す方法を他に知らないので有り難くもある.
 


2008年10月7日火曜日

金木犀

例年より少し遅れて, つぼみがついた. ほのかに香っている.

もみじの樹に大量発生していた, ヒロヘリアオイラガの終令幼虫.
キレイだが棘に毒があり, 触れただけで痛むそう.
何かをぶら下げている. 〈クリックで拡大注意!〉

 


煙幕

責任を転嫁するということは, 経過を知ることも終わらせることもできなくなるのである. やり過ごした時間と共に流した筈の責任は, どこかに留まり, 腐り, やがて辛い形となって必ず自分に返る.


他人にまで及ぶ程にこの人生で回収しきれず, "嫁"に "転"するなどという字が用いられているのはそういうことだろうか.
また[転嫁]には, 二度結婚するという意味もあるのが興味深い.


やり直しは気持ちがいいけれど, 条件はさらに厳しくなるもの. それ故一度でも逃げた者が, 何度も失敗を繰り返すのは避けがたいことかも知れない.
学ぶことは誰にも平等に開かれているが, 決して容易くはないのだ.
小さな誤魔化しは雪だるま式に膨れ, どこまでもついて回る.


2008年10月4日土曜日

幸せさがして30年



先日の大人の社会科見学のメンバーHさんに, しあわせウサギはクマのプー太郎という漫画に登場すると教えてもらった. 当時は息子に付き合って見る程度のテレビアニメだったので, 長いことタイトルを思い出せないでいたのだ.
しあわせウサギはありとあらゆる隙間に挟まりながら, 最高のエクスタシーが得られる幸福を探し続けている. わたしはすっかりこの変なウサギの虜になった.
決めセリフの"幸せさがして30年"であるが, まさに今のわたしが幸せを探し始めてから30年目?!という奇遇.
ここへきて又じっくりとマニアックさを探求してやろう.

〈ところで, しあわせウサギシアワセうさぎ じゃ全く違うようだ〉

2008年10月2日木曜日

巨大地下空間

首都圏外郭放水路の見学会.
洪水時には水で満たされ, 江戸川へ放水される最後の地点.
トンネルをつなぐ円筒状の立抗は内径30m深さ70mで, スペースシャトルや自由の女神がすっぽり入る程の大きさらしいが, 側でのぞかせてもらえなかったのが残念.

 

調圧水槽と, 天井を支える59本の柱. 映画などの撮影に利用されることもあり, ここで車を走らせている写真が楽しそうだった.


小雨ぱらつく寒い天気も帰る頃には陽が差して, ツクツクホウシまで又鳴いていた.