2012年5月26日土曜日

パラレル

この空の花 -長岡花火物語-

「まだ戦争には間に合いますか?」と, 少女が問い続ける.
その言葉はどんどん飛び火し, やがて焼夷弾と花火がシンクロナイズする.
奉り祭り, 見るべき夢と記憶を行きつ戻りつしながら猛スピードで展開し
過去と未来を今に繋いで見せるためのワンダーランド.


映画を観た.
導入部分の背景の美しさに度肝を抜かれてしまうと, あとは一気の2時間40分.
単なる古里映画にあらず. このタイミングで観ておくべき良作だと思った.



映画館へ行くと, 観終って外へ出た時の居心地の悪さにいつも戸惑う.
ところが今回は, さっきまでのエンターテインメントと街が途切れることなく繋がっているという経験をした.
心が置いてきぼりになることもなく, ニュートラルな気持ちのまま銀座線に乗り, 上野・浅草界隈の静かで暑い午後を歩きまわった.


やっと探し当てた金づち屋


宝の山 らしい


円盤状だかに切る道具


合羽橋商店街から見えた, オープン前日の東京スカイツリー


浅草寺で見上げた空は, 障害物一つなく広いことを知る


この間, 墨田区役所に用事で入ったのは左のビル


隅田川のクラゲ

東武伊勢崎線を通す隅田川に掛かる古い鉄道橋と,
ゆっくりと渡って行く電車が何とも優雅で見とれる


松屋の外壁が, 1931年当時に修復されていた
そのすぐ前に”浅草地下商店街”への入り口がある

ああ, この日は”東京スカイツリー”オープン前日の5月21日. つまり金環日食を見たあとの一日なのだ.
ちょっと頑張りすぎちゃったような, 妙な一日だった…

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