17日の土曜日に朝早くから日比谷公園で待ち合わせ, 先ずは日比谷パティオで"テオ・ヤンセン展"を見た. そのあと"2009ハンドメイドバイシクルフェア"へ行ったのだけれど, その話はまた後ほど.
テオ・ヤンセン展が丁度ハンドメイドバイシクルフェアと重なったので, それなら見てしまおうとついでを決め込んだのだが, まさかテオ・ヤンセン本人のレクチャーが受けられるとは思ってもみなかった. 初日だもの当然な話ではあるが…
自分で動かす体験だけでなく, 展示の目玉である巨大な"strandbeest" ( オランダ語で - Animaris Modularius -砂浜の生物) がカニのように横歩きするのを, 追いかけられたり追いかけたりして間近で見られたのはとてもラッキーだった.
エア・コンプレッサーでの動体展示が17日・18日だけのスペシャルイベントだったなんて, お年玉を貰ったような気分!
ペットボトルに貯めた風を動力源に, ワシャワシャカシャカシャと動く様は正に生き物.
実はもっと疎外された精密な機械をイメージしていたのだけれど, プラスチック管を手で加工し紐やタイラップ(結束バンド)で締めた単純な技術, 常に形にするのを優先してきたような手作りとローコストに親近感を覚え更に嬉しくなった.
終了後に相方は構造について聞いていたが, 通訳を介してのやりとりでも間に技術を挟んでいるので理解は早い. 私は聞き耳を立てながらキネティック・アーティストの人となりを観察していたら "満足してもらえたかな?"―という風に―微笑みかけられ, 早起きして自転車を漕いだ甲斐があったのだった. シャフトだの何だの解さなくとも, 筋肉と関節について"ふふーん"とインスピレーションを得, 勇気と元気も充電できた.
テオ・ヤンセン展
STRANDBEEST - Theo Jansen
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