裏の暗い夜道で, 下駄を鳴らして歩いている人がいた. カラコロという音を聞いてると, 段々と気持ちが落ち着いてくる.
ふと見るとアノ路地だった. いつもは知らない内に通り過ぎてしまうアノ路地. 探そうとすると何故か見つからない, 幅60cmぐらいの塀の切れ目. 両手に袋を提げていたら擦りそうな狭い道. いつだったかこの角を自転車がヒュイッと入っていくのを見かけたのだ. よくよく見れば真っすぐな一本道. 息を止めて走る後ろ姿が目に浮かぶようで, わたしも息を止めてみた.
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