途中から見始めすっかり面白くなってしまった, キムタクドラマ"CHANGE"の最終話. 22分間のフィルム長回しの演説シーンは, カメラの向こう側へ喋り続ける俳優の緊張感とストーリーが重なり合い, 役柄とも素の状態ともつかないような別な顔が見え隠れしなかなかの見応えだった.
"Real Fiction" キム ギドク監督〈2000年〉
ノーカット・ノー編集で100分間撮影を試みそのまま100分の作品として映画化する予定だったが, 実際の撮影では200分かかり編集してある.
上映時間84分, 韓国映画史上最短撮影時間35mm長編映画. 35mmカメラ8台と6mmデジタル・カメラ10台, 8つの撮影チームと2つのステディカム・チームによる撮影, 11人のシーケンス監督を採用.
作品は短編が次々とリレーしていくようで, 居心地の悪さが夢の中のようにリアル. いや, リアルなフィクションなのだから当然なのだけれど.
やり直しが利かない一発撮りの魅力.
こういう実験的な撮影方式による不安定な臨場感は, ロードムービー好きにはたまらない.
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