2008年7月10日木曜日

近視眼になる

あるイラスト(印刷物)のハレーションを起こしたような色使いを見ていた時に, ふとルーペ越しに覗いたらどうだろうと思いついたのだ.
それはジオラマのように立体感を持って現れ, 思いもよらぬ世界が広がっていた.


やり方は, ルーペを眼鏡のように目にピッタリ近づけて片目で覗き込むだけ. 印刷物との距離を調節しながら焦点の合うところをみつける. 大体8~10cmぐらい. 拡大されたものを見るというより, 隠れた部分をこそ 見ようとすること. そこでほんの少し暗示をかけ, レンズの向こう側の住人になったかのように意識を集中させる. 体の感覚を麻痺させ, 目を解放してやる.

真っ暗闇でも見える光の信号は脳が見せているから, 瞼の内側でリアルな象を結ぶことができる. 夢の中で誰もがしていること. その方法を少し借りてくればいい.


大概の印刷物はそれが広告だろうと, それ独自の世界を広げていて不思議と飽きない. 至近距離マジック.


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