2009年8月26日水曜日

ホーミー

自転車を輪行して, 相方とGull君と富士周遊をして来た.
初めてゲルに泊まったけれど, 丸い空間というのは心休まり気持ちがほっこりする. 自然と意識は部屋の中心を向くが, 同じ空間にいても意外と干渉し合わないのが不思議だ.
夕方になって富士山が姿を見せた. ゲルの屋根と山の稜線が重なる.


ここはモンゴルから来たガナーさんと日本人スタッフとで運営されている.
彼はモンゴルで芸術大学を出た歴とした画家であり, 馬頭琴とホーミーもできる多才な人だ. お茶を飲みくつろぎながら, 当り前のようにホーミーを聴くとは何て贅沢だろう. 私達だけのために何曲も歌い演奏をしてくれた. まさかこんな形で本物のホーミーを聴けるだなんて夢にも思っていなかった. 相方は絵描き同士意気投合し, 二人で長いこと話を楽しんでいた.

馬頭琴の弦は2本. 弦の押さえ方が特徴的で, 上から押さえる以外に弦の横側を指の腹や爪側でもスライドさせたり, はじき方も多様で驚いた. 音階を教えてくれたのだが, ドレミと始まって途中から知らない音色になっていく.



お爺さんや大人達の馬頭琴とホーミーを聴いて育ったそうだ



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