2010年7月26日月曜日

ニイニイゼミと塩


毎日暑くて, ホットフラッシュとの違いがわからないくらい火照っている.


夏の初め, ニイニイゼミの鳴き声を聞いた時に, "自分の耳鳴りとシンクロしている" ことに気づいた.
耳の治療は3月に終わったが, 耳鳴りがしつこくしつこく残っていた)
この8ヶ月ほど耳の中で大なり小なり鳴っていた音を, まさしくコレと他人に説明できる音を発見できた安堵感.
ニイニイゼミのおかげで音に閉じ込められた孤独(ちょっと大げさだな)から解放された思いだった.

それから数週間経った7月半ば, 低血圧の治療のつもりで過激に塩分を摂った時のこと, 突然スッと耳鳴りが消えてしまったのだ.
頭の中にいたセミが本物の蝉となって飛んで行ったようだった.


メニエール症候群は自律神経と関係しており, 今夏に低血圧になったのは自律神経の乱れからと医師は言う.
水も大事だが塩分を摂るよう指導され, そういえば卵醤というものがあったことを思い出した. 30代の頃に体調を整えるのに飲んでいたことをすっかり忘れていたのだ.

卵醤とは, 卵(できれば有精卵)を割った殻の半分に一杯になるまで注いだ辛口醤油と生卵をよく混ぜて飲む, 塩分不足に即効性のある緊急手段の民間療法.
塩分が足りていれば辛くて身体が受け付けないが, 不足している筈の私は案の定すんなり美味しく飲めてしまったので, 1回/日を4日間続け, そのあとも様子をみながら1週間に1回ほど飲んでみているが, 血圧・心拍数共に正常値に回復し耳鳴りも消えてしまったというわけなのだ. 更年期の不定愁訴はまだあるし, これからも予測できないことが起きるかも知れないけれど, 耳鳴りのしない静かな日々が本当に嬉しい.

家で使用している塩と醤油  -海の精- -弓削多醤油-

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