網戸にもツル

まだ小雨の内に庭中をボンヤリさせていたヤブカラシを, 傘の持ち手[J]の部分を蔓に引っ掛けては下ろした.
夕方暗くなってもスズメバチがしつこく吸蜜するので, 乾いた洗濯物を取り込めずにいたから.
さすがにこう気温が低く冷たい雨の日には飛んで来ない.

”さっさとやればいいのに”　と言う人がいなくて良かった.
本当は草ぼーぼーをよけて歩くのも, 木の上にフワッとかぶさるヤブカラシを見るのも好きなのだ.

落ちた秋

9月があったような無かったような.

遂にビデオテープを捨てることにし, ホコリだらけの棚に手をつける. 一先ず要らないものをビニール袋にまとめ, 小出しで処分していって年内中には終わるだろう. それより, 捨てられない数十本をどうするか.

陽に透けた青が美しい, 今朝のアオスジアゲハ. 　午後からまた雲行きが怪しい.

七変化

こちらも片羽ボロボロの「ツマグロヒョウモン」のメス.
ランタナの花色は黄からピンクに変化するそうで, 「七変化」の和名がついている.

涼しくなってからはよく歩き回っている如意さん. 意外に早足.
ミヨ～ン　ミヨ～ンと伸縮しながら進むが, ちょっとグロテスク.

眼触覚も長～くなる. どんな世界が見えているのやら…
小触覚の方は匂いを感じる器官で, 聴覚はないのだそう.

藪を枯らす

庭木を侵食するヤブカラシは虫の楽園になっている. 小さく硬く美味くなさそうに見えるが, アゲハ達には大人気の花.
蝶に混ざってスズメバチも好物にしているから, おいそれと外へ出られない.

もう羽はボロボロ.
最後のセミが林で鳴いている.

根元でモソモソしていた「セスジスズメの幼虫」.
尾角の先端がチョンと白い.